国家の主権と国民の安全な暮らしを守ることは、政治に課された最も重要な責務です。自民党は、外交と防衛、経済安全保障を抜本的に強化して、激変する世界情勢とわが国周辺の脅威に毅然と立ち向かい、国際秩序の再構築にリーダーシップを発揮します。
主権と国益を守り、国際社会をリードします
- 国際社会が激動する中、自由・民主主義・人権・法の支配・市場経済といった基本的価値を守り、世界の安定・秩序の旗手となれる国を目指します。
- 竹島、北方領土、尖閣諸島をはじめ、わが国領土と主権を断固守り抜くため、毅然とした外交を貫きます。
- 自由で開かれたインド太平洋実現に向け、日米同盟を基軸に同志国・地域との連携を強化します。ODAやOSAを戦略的に活用します。
- 拉致問題は時間的制約のある人道問題及び国家主権の侵害です。すべての拉致被害者の即時一括帰国実現のため、あらゆる手段で全力を尽くします。
- わが国の主権、名誉を守るため、情報戦・認知戦への対応、歴史・学術的な研究や積極的な広報・文化的発信など、戦略的対外発信を強化します。
- ODAに民間企業の力を取り入れ、グローバルサウス諸国の社会課題の解決と、わが国経済に寄与する国際協力を進めます。
- 核兵器のない世界へ向け、現実的かつ実践的な取組みを進めます。
現実の脅威に備え、国民を守る力を抜本的に強化します
- 中国の軍備増強、北朝鮮のミサイル発射等、戦後最も厳しい安全保障環境に直面する中、わが国への脅威に毅然と対峙するため、防衛力を抜本的に強化し、国民の命と領土を断固守り抜きます。
- 反撃能力、宇宙空間・サイバー・ドローン等の無人機の活用など新しい戦い方への対応力や持続性・強靱性を備えた防衛力を構築します。
- 自衛官の十分な確保と士気向上のため、給与・手当等の改善、生活・勤務環境の整備を加速します。
- インド太平洋地域の平和と安定を守るため、同盟国・同志国等と訓練・装備移転・技術協力を通じた連携強化を進め、抑止力を高めます。
- 国民を守るシェルター等の避難施設を整備するとともに、関係自治体と連携して有事の際の避難計画の作成を進めます。
- 自衛隊の装備品等を質・量とも十分に確保するため、防衛産業をはじめとする生産・技術基盤を抜本的に強化します。
- 尖閣諸島周辺をはじめ、領土・領海・領空を断固として守り抜くため、海上保安庁の体制拡充・自衛隊との連携強化等により、領域侵害に対処する万全の措置を講じます。